<お知らせ>
このブログアップしたつもりでいたのですが、気づけばどこかに保留されたままで、アップの実行がなされていませんでした。
前後してしまいましたがご覧いただければ幸いです🌿
今日も晴れ、明日も晴れ。。。。
天候が穏やかに続いています。
一歩一歩秋から冬へと移りゆく中、JHSの圃場はギリギリまで豊かな実りを与えてくれています。
親バカかもしれませんが、私の心の中はこれから来る厳しい冬の環境にこの子達が乗り切ってくれるかと?深い心配に見舞われています。
乗り切ってくれてきたのにそれでも心配。
毎年のことです。
10月のJHS Herb Timesでも触れましたが、今年は圃場管理において機械化を進めたため、それに伴って大きな格納庫を建設しました。
当初は格納庫のつもりだったのですが、秋になっていきなり機械の格納庫のはずが、みんなの冬ごえの避難所に化してしまったのです。
私の計算の中にもなかった事なのですが、実際の格納庫を前にそうなってしまって。。。。。。
でもこれも実験。
無加温で霜だけ避け、風通しあり、天井からは全日太陽や月の光を得、ただし雨の恵は得られないと言った環境の中での冬越え実験です。
JHSにはある5ヵ年計画があります。
鹿との共存を考えた末のJHSのあり方です。
そのための資材?
資材と言っても無機物ではなく、有機物による場内整備のプロジェクトに取り組み始めました。
うまくいくかどうかは全くの未知数です。
ただJHS研究圃場内の無機物撤廃の考え方により近づけるものとして、このプロジェクトを立ち上げました。
ネットやそれを支える支柱。
これらは本当に年々と圃場の中で浮き出し、その空間を破壊する邪魔者となっています。
このプロジェクトが成功すれば、ほぼ圃場内のレス無機物は限り無く100%に近づけます♡
そして共存する動物たちにとってもより優しく、かつ彼らにとっても有効となる可能性さえ秘めています。
その立役者は?
立成のROSEMARY
JHSの圃場には6種のRosemaryが生息しています。
いずれも完全匍匐性、そして半匍匐性の品種です。
しかし今回必要となったRosemaryは完全立性のものとなりました。
当初は種苗メーカーから一気に取り寄せる案も持っていたのですが、ある事を思い出して。。。。。。
私は過去に完全立成のRosemaryを栽培していた経緯があります。
幸いにも、お嫁入りや居残り組のRosemaryが各くところで今も生存しているのです。
そのRosemaryは立成種なのに香りも味もともに満足いく株たちで、理想の立性Rosemaryなのです。
居残りを受け入れて下さったあるオーナーの方にも快くご了解を頂いて、200株相当の差枝を里帰りさせることができました。
そうして株作りを始め、現在は幸いにも100%の発根率で順次ポット上げの最中です。
この後の問題は、このまま冬越えに耐えられるかです。
期待は大きいのですが、心緩めず先を見守りたいと思っています。
もしこのまま株作りを成功まで漕ぎ着けられれば、春には定植していよいよ実際にその5ヵ年計画がスタートします。
ハーブたちにとっても私にとってもそして鹿たちにとっても、環境丸ごと理想的な形を追求しているのがこの実験です。
このRosemaryは2mを超える成長を見せます。
花はブルー。
魅力ある大型品種です。
そして何よりも丈夫。
これが一番大事なことです♡
この11月はこの夢を追いつつ私の殆どのパワーを費やしてしまいました。
ついでではなかったのですが、同じく200株目指してLvenderの苗づくりも同時進行させました。
来年JHS研究圃場で必要な株数はほんの数10本なのですが?
しかしなんと言っても今も押されぬ人気1番のLavender。
これらは今後、私が目指す社会貢献のために着手した次第です。
苗づくりって少なくとも私の中では面白いからやるわけではありません。
今、生体売買が問われているのと同じで、植物も生命体と私は受け止めており、無意味に、そして無責任に繁殖させるわけにはいかないのです。
その生命に対し、「目的あって、最後まで責任を持つこと」を前提に栽培すべきと私は心得ています。
この200株が社会貢献の大使として生き抜くことを願って見守っています。
社会貢献プロジェクトについてはまた別の機会にお話しさせてください。
先月から始まった、格納庫との圃場での新たなお付き合い。
可能性があり、そして課題も満載です。
できる限りherbたちの生育に活用できるよう頑張りたいと思っています。
あっという間に11月も終わろうとしています。
どうか皆様も風邪などひかぬ様冬の準備をされてくださいね。
皆様が健康でありますように♡ ♡♡