Herb達はどの子も寒そうですが、じっと耐えているようです。
いつ動けばいいか?いつスタートすればいいか?それぞれの体力とシーズンサイクルを図ってタイミングを狙っているかのようです。
圃場の土の下はすぐそこにアイスバーンを張巡られせています。
しかし彼らの根はそのアイスバーンを突き抜け、その下に至ってあるのです。
その先端からは水分をはじめ、生存するための最低限の栄養素やミネラルを吸収しボディーに供給し続けています。
そう考えて眺めていると本当に生きることに集中しているのだと感動させられます。
姿や形、そして彼等の得意とする芳香も何もかも他所に置き、ただ生きることに専念しているのです。
まさに「身ふり構わず」と言う言葉が匹敵します。
そしてこの姿は今年だけのものではありません。
彼等が生きている限り、くる年もくる年も同じことを繰り返し、歳を重ねて行っています。
人間はこんなに身ふり構わず生きているのでしょうか?
少なくとも私は瞬発的にはあっても、これほど淡々と何かに専念して生きているとは思えません。
少しは見習わなくてはと寒さにではなく彼等の生きる姿に身が引き締まります。
いつもこの時期私は不安になります。
今シーズンみんなが芽吹きしなやかな茎と柔らかな葉を満開に見せてくれるのだろうか?とっ。
見せてくれなかった年は一度もありません。
でもやはりこの時期は不安になるのです。
寒いのが苦手な人たちはその寒さが辛い、避けたい、逃れたいと思っています。
だから、避けたり逃げたりできない植物達を気の毒、心配、死ぬのでは??
とあらぬことを考えてしまうのです。
私もその一人です。
ですから、逆に暑さに強い私は、真夏の炎天下にいるあの子達を見ても一切心配したことがありません。
「もうすぐ秋が来るから頑張ろう」程度の思いで秋に再び咲くだろうかなどとは特に心配したり不安になったりせず、ただ秋の第2シーズンを楽しみに真夏を過ごしているのです。
皆様はいかがですか?
真冬が心配派?それとも真夏が心配派?どちらでしょうか?
まぁそんな訳で私は冬が苦手のためここのところ少々不安になっているところです。
でもあの子達を信じて春を待ちたいと思います。
いずれにせよ人間は常に自分を中心に考え、行動する生物。
中心を自分に置かず、天動説に従いたいものですね。
ここで重要なことは、自分が寒いからビニールハウスの扉を朝開くのを躊躇したり、冷たいだろうと言う思いやりから水やりを控えたり、そのようなことがないように気をつけてくださいね。
植物は季節で一喜一憂することなく、それぞれの四季を受け入れその時に必要な的確な生き方をしており、それが苦痛でも快楽でもないのだと言うことを理解してください。
またこれは、圃場栽培されていないガーデニング栽培の皆様へのメッセージですが。
植物たち乾燥しきってしまえば、真冬でも水分を必要としています。
夏場に比べて冬場はかなり蒸散が少なくなるため、夏場のようには散水、給水する必要はありませんが、今年のように極端に雨が降らず乾燥しきっている状況下では、いつもの冬とは違いますので、乾燥度合いを常に注意深く観察して散水を行ってください。(お庭や、ポット、鉢仕立 の栽培においてです)
さて今週のWSは?
私たち人間は今コロナ禍で植物界にない天変地異に見舞われています。
手洗い、マスク、ディスタンス。
合言葉のようになってしまい本当にうんざりですね。
でもここでうんざりなどとは言っていられません。
その中でも、マスクは本当に不快で、ストレスの大元になっている人も少なくなはずです。
確かにマスクは飛沫を抑えるのには役に立っている訳ですが、その飛沫を防いでいるマスクの内側は?
考えただけでも不快になりますね。
そこを少しでも気持ちよく改善できることそして守ること。
それをワークショップで取り上げてみたいと思います。
Time:10:00-12:30
Place:JHS 研究室(お間違えのないように♡)
Expense:¥10,000
Baggage :お手持ち全ての(精油、蒸留水、乳化剤(トゥイーン)、無水エタノール、ビーカー(小)、ガラス棒、ランチョンマット、ペーパータオル、マスキングテープ、マジック、計り、スプレー容器(30-100mlいずれか1本。100mlに満たないスプレーをお持ちになられる方は残りのものを入れられる容器1個)をご用意ください。
初めての方で、お持ちでない物は今回は大丈夫です。
JHSでご購入頂けるものもあります。
徐々にご自身のお道具として揃えて行ってください^_^
実験室では室温を極端に上げることはできません。
また、芳香成分が充満したり、コロナ対策もあって空気の入れ替えも頻繁に行いますので、足元など冷えに弱い方は、靴下、膝掛け、レッグウォーマーなど各自でご用意されてください。
ご協力よろしくお願い申し上げます。
♡お知らせ!
JHSでは3月末日まで一回の参加人数を制限し、参加ご希望の方々と相談の上、
distanceの確保をいたしております。
ご希望の日程に100%お応えできない場合もございますが、開講日を増やして対応致しておりますので、皆様のご理解ご協力も合わせてお願い申し上げます。
エントリーのご相談はいつでもお受けいたします。
Emailまたは電話でお待ちいたしております。