新年あけましておめでとうございます。
皆様はいかがお過ごしでしたか?
あけ早々今年もコロナで始まってしまいましたね。
でも昨年の経験をもとに一喜一憂することなく、慎重に日々の生活を丁寧に過ごしていきたいものです。
Herb達がしばし冬眠しているこの時期。
それでも圃場へ足を運ぶと生命を感じます。
一方でこれまでに得た経験では、本来圃場は2月3日を境に新年を迎え、ゆっくりと動き出すような気がしています。
節分を待って私なりに土に鍬を入れ始めていきます。
本格的な種まきもその節分を迎える頃より、培養土の準備に入り、順次播種していくのが、私の通例となっています。
前年12月から温床を立ち上げての播種は今シーズンは控えました。
人工的に行う温度調整の中で、迷いながら発芽し、騙されながら成長していく苗の姿をこれ以上見るのが耐えられなくなったからです。
発芽してしばらく立ち止まり、やっと温床内の空気になれ成長はするものの、まだ外には出れず、狭く感じる温床内に閉じ込められつつ生きていくハーブの子供を見て、可哀想に思えるのは毎年のことです。
気持ち的には早く外に出して、自由に争って背を伸ばして欲しくても、それにはまだまだ外気温が十分でなく、下手をすれば遅霜でやられてしまう危険性があって、「もう少しの我慢」と言い聞かせて、引き止める時が長引くのです。
人工的と言うのにはそれなりのデメリットがあるのです。
だからと言って温床なしで事を運ぶと、定植がおくれ、梅雨に負けてしまうか、夏越えができず、上手くいっても秋のシーズンが初めての開花時期となってしまいます。
寒さに向かっての初の開花と、翌年の繁殖を目指して実を結ばせる事が同時進行では、少々ストレス過多になってしまいそう?
やはり初の開花は春から初夏にかけて気持ち良く小さいなりにも思いっきり開花を堪能させてやり、梅雨と夏は一息休養させ、そして晩秋に向けて少しだけ大人になったふりをし開花して実を結ぶ、特に自生一年目はこのプロセスで過ごさせてやりたいと思っています。
圃場のherb達がシーズンを通して、緩やかな流れとゆとりのなかでストレスの少ない歳を一年一年重ね、自生へとつながって行ってくれることが、私の思いです。
極力温床での生活を短くするために、「播種期を遅らせ、床出しを早める」
これをモチベーションにまた今年からの私なりの実験が始まりました。
これプラス定植の際の圃場での鹿の動きも考慮しなくてはなりません。
鹿🦌は新芽好き💚
でも全ての新芽とは限りません。
特に低木本の新芽に対してはさほど興味を示しませんが、草本の新芽には高い確率で興味を示し成長点まで食べきってしまうことがしばしばです。
ある程度の高さと太さに成長するまでは何らかのやりすぎない方法で守ってやらなくては生き延びられません。
翌年からの自然繁殖に入れば、数で勝負できますので、特に人工的に守る必要性もありません。
繁殖力が弱ければ、徐々に年を得ながら守りを緩めていけば大丈夫です。
そんなことを思い浮かべながら、私の中では2021年のハーバルライフがスタートしました。
まずは温床ではなく室内でのPatchouliの播種実験です。
発芽までは室内で面倒見、発芽と同時に日の出日の入りは外のデッキで体感させ、夜間は室内で休ませる、そのパターンで定植まで徒長を抑えて育苗ができればまずは成功です。
私にとっては久しぶりのpatchouliの播種と育苗。
希少な種と、発芽率の悪さとの勝負です。
この2021年が再びpatchouliとの再会の年となるかどうかは分かりません。
でも今、私のできることやることなのです。
さて、2021年第一回目のWSは?
昨年末の皆様の精油のコレクションも含めて、改めてご自身の持つ精油を少し整理してみましょう。
大まかにご自身で使う場面をsimulationできるようにしましょう。
きっとコレクションの方が先行してしまってsimulationが追いついていない方もいらっしゃるのでは?
そして精油が体の中でどう働きかけていくか?そこにまつわるお話をしたいと思っています。
そして精油の領域と身体の領域にも視線をむけ精油と身体の関係についてロジックを学んで頂く予定です。
Time:10:00-12:30
Place:JHS 研究室(お間違えのないように♡)
Expense:¥10,000
Baggage :お手持ち全ての(精油、蒸留水、植物オイル(マカダミア)、ビーワックス、シアバター、カカオバター、乳化剤(ファイン、トゥイーン)、無水エタノール、ビーカー(大中小)、ガラス棒、シリコンベラ、容器100ml1本、ランチョンマット、ペーパータオル、マスキングテープ、マジック、計り。
初めての方で、お持ちでない物は今回は大丈夫です。
JHSでご購入頂けるものもあります。
徐々にご自身のお道具として揃えて行ってください^_^
実験室では室温を極端に上げることはできません。
また、芳香成分が充満したり、コロナ対策もあって空気の入れ替えも頻繁に行いますので、足元など冷えに弱い方は、靴下、膝掛け、レッグウォーマーなど各自でご用意されてください。
ご協力よろしくお願い申し上げます。
では皆様との初顔合わせ楽しみにお待ち申し上げております🌿