2020-11-12 Filed Workshop

2021年用苗作り

よく来年のことを早々に口にすると祖母から「鬼に笑われる」と言われたものでした。
しかし植物栽培に関しては遅くとも3ヶ月先、物によっては半年先を見据えてことを進めていかないと間に合いません。

今は11月、3ヶ月先はもう2021年が幕開けしているのですよね。
本当に、時の流れは早いです。

さて2021年JHSは何の節目でもないのですが、JHS薬用植物研究圃場と別にJHS herbal life garden を立ち上げ、これまでの圃場と並行して管理していくことにしました。

聞くと素敵なnamingなのですが、想像とは別のもの。
30坪ほどの大きくないその敷地は、すでに35年の年月をかけて、ほぼ炭素循環系の土になっており、また、多くの鉢が置かれている場所、夏は国有林で日陰となり涼しく、冬はその国有林が落葉樹のため、日差しはよくも湖沿岸のため、風の通り道にある環境です。

望ましい面も、そうで無い面も両方を抱え、この小さな30坪にどうおさめていくかです。
小さな場所で、小さな鉢、そして癖のある炭素循環系の土、どうすれば、ハーブが気に入って環境を生かして気持ちよく生息してくれるか?
結局はこれも土づくりできまってしまうのです。

鉢一つ、プランター一つ置くにしても、レンガの上、コンクリートの上、タイルの上と、これもどこに置くかでハーブにとって大きく影響します。
一方で鉢やプランターを土の上においたり、直接根を下させたとしても、バークの粉れた土の上、庭木の下の土の上、落葉し続けた国有林と共有させてもらう土の上、などなどおかれる場所や根を下ろす場所でハーブにとっては生きる上で大きな影響を受けてします。

きっとどの植物にも、どんな環境にも合う土なんてないのだと思います。
みんなそれぞれに個性や要求があって、私たちが植物と関わる以上は、その都度その都度私たちも考えてできるだけのことをしていくしかないのだと思います。

いよいよ2021年より、 herbal life garden としてその土づくりとその環境整備においても研究を始めていきます。

元々、JHSのメンバーは圃場栽培、お庭栽培、テラス栽培、屋内栽培と皆さんバラバラで、私の圃場栽培よりコンパクトな栽培をしている人にとっては、あまり情報が役立っていないことが気になっていました。
でもまずは何をするにも、拠点、原料供給できる場所の確保と維持が重要で、それにかかりっきりで時が過ぎてしまいました。
でもそれにより、ハーブの基本的な知識や感を少しは得ることができたと思っています。

それをもとに、またそれぞれのsituationでの土づくり、栽培方法を探究していきたいと思います。

今回のWSは?
アフリカ系、インド系ハーブたちの冬超え。
無加温で地温を上げ無事に冬を乗り切ってもらうための実験です。

とてもマニアックな、特殊な実験となります。
棒を立てたり、何かをかぶせたり、ビニール貼ったりする方法ではありません。
結果を楽しみに、やれることをやってあげたいと思います。

その他、rosemaryの収穫、vetiver トイレの内側をカットしてそのvetiverでよしずを組み北風柵作りが残っています。
お手入れとしては mint,marjoram,nettle,lemonthyme がもう少し残っています。

今回もどこまでできるかわかりませんが、やれるところまで優先順位を考えてやっていきましょう!

Time:9:00-12:00  
Place:JHS 研究圃場(お間違えのないように)
Expense:¥10,000
Baggage:圃場セット(HP:WS→H.WS→Field WSでの
     持ち物参照)段落

朝はかなり冷えています。
脱ぎ着しやすい服装が良いかと思われます。
風が吹くともう冷たいです。
各自温かい飲み物をご用意ください。

お気をつけていらして下さい。
お待ちいたしております。












2020年11月11日Permalink