2020-07-16 Field Workshop

雨にも負けずハーブのベルガモットが満開です

梅雨もあと少し、今年は長い様な気もしますが、毎年20日までは少なくとも梅雨模様ですね。
でもこれは必要だから降っているものと受け止めています。
梅雨が明けてしまえば、日干しになってしまうぐらい雨が降らず、ハーブにとっても厳しい猛暑が待っています。
でも地下にたくさんの水分を溜め込み、毎年地面が砂漠の様に、埃っぽくなっても瑞々しく、整然とJHS研究圃場のハーブたちは咲き誇ります。
管理をする私の方が、カラカラになって倒れてしまいそう。

JHS研究圃場はどんな猛暑の夏でも、早朝は夜露が降り、日の出の頃は長靴が濡れてしまうぐらいの水滴で覆われます。
それもきっとハーブたちにとっては恵みの水分となっているのでしょう。

今年も昨年同様降るとなればゲリラ的降り注いだ雨。
たまたまそんな中作業をしていて驚かされるのは、広い圃場内はどこにも水溜まりができないことです。
降り注ぐまま同時に土に吸収されていくのです。
もちろんその上を歩き回ればドロドロになるのですが。

今年もそんなわけで梅雨もあと一息がんばりどころです。
少なくとも夏の期間の水切れは心配なさそうで一安心です。

今シーズン前半は梅雨明けを持って終了するわけですが、どのハーブも豊作のシーズンとなりました。
Chamomile,Nettle,Meadwsweet,Bluecornflower,BlueMarrow,Elder,Vitex,
Sage,Blue Hyssopなどなど多くの収穫をさせてもらい加工まで進めました。
中でも素晴らしかったのが、Lavenderたちです。
Lavandulaはintermediaもlatiforiaも全て収穫選定し蒸留も行いました。
これまでこれ程充実した年も少なく、今シーズンは満たされた次第です。

あまりの忙しさに、FeverfewやRoman Chamomile Sweet Marjoramには失礼をしてしまい、最高のタイミングを逃してしまいました。
それでもFeverfew,Woodbetony,Mother wort,Roman Chamomileなどは来年のために、本当に何万ものタネを土に残していこうとしてくれています。
心から感謝と脱帽です。
来年は十分に活かさせて頂きたいと反省しきりです。


そして16日のWSは?

昨年より家に持ち帰り冬越えをさせたLemongrass.
このLemongrassは私にとって大変貴重なLemongrassです。
それは私がこのJHSを始めた時から続く初代のLemongrassだからです。

近年、入手可能なLemongrassは私の中ではクオリティーがどれも低く、本当にLemongarassの魅力を感じられない株ばかりで、失望しています。

そんな中、嬉しくも当時株分けをして持続的に育ててくれている堆肥会社の社長のところから、昨年一株ですが大株が里帰りし、秋に19株に株分けして、冬の間ロングポットで越冬させたもの。

それをこの春借り定植したのですが、そろそろ梅雨明け前に株間を十分にとり、土も整えて、本定植致します。

この管理は、鹿と共生していくための特別なJHSの栽培法なのです。
16日のワークショップではその技法を皆様に公開したいと思います。

Time:9:00-11:30  
Place:JHS 研究圃場(お間違えのないように♡)
Expense:¥10,000
Baggage:圃場セット(HP:WS→H.WS→Field WSでの
     持ち物参照)
     ここ連日の雨で圃場のコンディションは悪く、作業する際汚れや
     すいと思われます。
     その点を考慮したご準備を各自よろしくお願い申し上げます。
     お道具や足元のふき上げに、使い捨てできる布等ございました
     ら、お持ちになると便利です。
     帰りに堆肥を積んで持ち帰る方は、トランクにそのスペースの余裕を
     持ってお越し下さいませ。

16日現地天候は曇り
気温は19-28度程度
降水確率は0%、風は1-2mとなっております。
先週よりは過ごしやすそうですね。
くれぐれもお車の事故のない様気をつけていらして下さい。

Lemongrassの香りを楽しみにお待ちしております。



2020年7月15日Permalink