2020-07-09 Field Workshop

herb flower design

七夕様も雨でしたね。
皆様はいかがお過ごしになられましたか?
JHSでは七夕distillation waterと題してSpike Lavender の蒸留を全株行い、
それを以って今年の全てのLavender の蒸留を終わらせました。
また来年、ということになるのですが、なんだか寂しい気もしますし、ホッともしています。

今年はかなり早いうちから蒸留をスタートさせ、JHSで栽培している全ての株を蒸留しました。
収穫が追いつかず終いの年が多い中、今年は完璧に恵みを頂戴いたしました。
そして早めに進めた結果、株を疲れさせることなく、剪定も同時進行で、シーズンを終えさせることが出来ましたので、Lavenderにはゆっくりと休養してほしいと願っています。

JHSは観光農園ではなく、蒸留やメディシナル加工を目的として栽培し、その研究をしているため、観光農園の様に美しく全開させるまでを目にすることはありません。
蒸留に適した採集時期を最優先させ、また、その中でも蒸留水を重視するか、精油を重視するかでも採集のタイミングを微妙にコントロールしています。

メディシナル加工における、ティンクチャーやドライ加工はそれほど気は使いませんが、それでもやっぱり満開的なところまでは開花させることはありません。
1分、2分咲きから繰り広げられる、Lavenderとの対話が今年も静かに終わりました。

JHSにおける私とLavenderの付き合い方は、ちょっと皆様とは違った流れでの付き合い方ですが、今シーズン皆様はどの様にLavenderとの時間を過ごされたのでしょうか?

さて7月9日は、あと少しお天気の優れない中での収穫実習となります。

今は水の好きなセリ科の植物、DillやFennelの開花も満たされ、そろそろフルーツをつけ始めています。
また地味な花を開花させる、Sweet Marjoramのノッテッドの部分が開花し白い花を見せています。
Mintも充実してきましたね。
その中でも最も群を抜いて美しいのはVitexです。
今年は今までになく大きく成長し、真ん丸で足元の木を見ることができません。
私の兄に教わったのですが、あちらではその様な形の木をブッシュと呼ぶそうです。
葉、花、フルーツ、全てを同時に収穫できる貴重なタイミングを迎えています。

そのあたりをお天気と相談しながら収穫していきたいと思います。
よろしくお願い申しあげます。

Time:9:00-12:00  
Place:JHS 研究圃場(お間違えのないように♡)
Expense:¥10,000
Baggage:圃場セット(HP:WS→H.WS→Field WSでの
     持ち物参照)
     ここ連日の雨で圃場のコンディションは悪く、作業する際汚れや
     すいと思われます。
     その点を考慮したご準備を各自よろしくお願い申し上げます。
     お道具や足元のふき上げに、使い捨てできる布等ございました
     ら、お持ちになると便利です。
     帰りに堆肥を積んで持ち帰る方は、トランクにそのスペースの余裕を
     持ってお越し下さいませ。

9日現地天候は曇り
気温は23-29度程度
降水確率は10:00から0%となっていますが、風が4mとなっております。

ではお越しの際は雨上がりですので、お車の事故のない様気をつけていらして下さい。

多くの採集物からの香りを楽しみにお待ちしております。


2020年7月8日Permalink