2020-06-18 Field Workshop

蒸留用に収穫された後のLavenderの株

皆様毎日暑く、蒸し暑い日が続いていますがいかがお過ごしですか?
JHSは今週は蒸留の週を迎え本日無事に最終日を迎えています。
毎年同じことの繰り返しなのですが、毎年、毎年新しいことの発見が多く、今年も私は多くのことを学び、奥深さを感じる蒸留週間となりました。

蒸留は何のハーブを行なっても蒸留なのですが、このLavenderの蒸留は特別です。
それは一言で言ってわかりやすいということです。
目で見てよく理解することができるからです。
そして香りの変化も嗅覚で鮮明に理解することができ、とにかく全てにおいて、わかりやすさに尽きます。
しかし特にLavenderは、日本ではこの梅雨の最中にその適期を迎えるため、天候とのタイミングを計るのに一番の苦労があります。
天候、Lavenderの開花、日程すべてが合わせられそうですので、今回のWSはLavenderの蒸留を行います。

蒸留自体は精油を取るのであれば、20分もあれば終了します。
しかし蒸留過程はすべてが重要で、
「精油、蒸留水、ハーブ、植物が何であるか?」
その答えがそこにあるように思えます。

実際私はそれにより、ハーブを知り、ハーブから多くのことを学び今でもハーブから離れることができなくなっているのも確かです。
蒸留はただ植物を蒸して、よい香りのするオイルとハーブウォーターを取るだけの加工作業ではありません。
WSを通して、ヒントが見えるその入り口まで皆様をご案内したいと思います。

JHSとしてのLavenderの蒸留は一足先に6月17日終了いたしますが、今年の蒸留実験で私が得たすべてを皆様にお話ししながら、18日のWSでは皆様とご一緒に蒸留を楽しみたいと思います。
ただしいつものWSとは違い、タイムテーブルが異なりますので、ご検討の上ご参加ください。

Time:6:30-12:00
Place:JHS 研究圃場(お間違えのないように♡)
Expense:¥15,000
Baggage:30ml 、50ml、100mlの遮光瓶
     剪定ばさみ(消毒済みのもの)
     カメラ及び記録のできるノート等
Clothes:着替え1セット(圃場と研究室内での服はお着替えいただきます)

11日現地天候は雨時々曇り
気温は20-29度程度
風速1-2m前後
終日降水確率は0

早朝圃場内は虫が多くいますので、その対策をされてください。
お越しの際はお車の事故のない様にしてくださいね。
学びの多い1日となりますように、楽しみにお待ちしております。

2020年6月17日Permalink