アロマセラピーでは精油を使ったオイルマッサージが主役となっていますが、芳香療法はもっともっと奥深い物です。
マッサージを行う前後ではコンサルテーションを行い体質や食、嗜好、睡眠、環境・・等クライアントの生活に深く入りコンサルします。
その中で日々の積み重ねである食は大きな鍵を握っていると考えます。
嗜好や環境は容易に変えられませんし、体質も持って生まれたものですからそう簡単には改善できません。
その中でコントロールしやすいキーは食です。
食について考えるとき、栄養学等の専門的知識が無くてはと不安を持つ方もいらっしゃいます。
しかしご自身の健康を保つ範囲であれば、テレビやインターネットの情報を共有している程度で充分。
勿論、基本的な事、お肉やお魚はタンパク質、ご飯や麺類は炭水化物、お野菜はビタミンとミネラルが豊富等は正しく理解しておきましょう!
さて、日々の食生活で多くの人が気にしているのは、カロリー摂取、そして大半が不足ではなくオーバーです。
旨味のある食材は高カロリー、高タンパクです。
ある程度の節制は無論必要ですが、あまり理想に走りすぎるとその行為自体がストレスの引き金となるのも事実です。
「食べてはいけない」では無く「こうして食べる」に考え方を変えると「まぁまぁ、身体に健康的」と言える食生活を楽に維持できるようになります。
例えば、お肉は角煮のように油を抜いて頂く、お魚はバターでソテーにするのではなく蒸して食べる等先ずは調理法でコントロール出来ます。
又、お肉は多くのお野菜と一緒に頂く、お魚は海藻や乾物を付け合わせにして頂く等、他の食材との組み合わせでコントロール出来ます。
しかし何かお洒落に美味しくて新鮮みのある、それでもって食生活を向上させ健康維持も行える食方法があります。
高齢者の方々には多少受け入れにくいかもしれませんが、それはスパイスとハーブを豊富に日々の食生活に取り入れる事です。
スパイスには、消化促進、脂肪分解、血行促進、発汗作用等があり勿論ハーブにも同じ作用があります。
スパイスは辛みや刺激、強烈な香りがあり苦手と言う方はハーブを多く活用される事をお勧め致します。
何気ないサンドイッチを作るにしても、チーズや、ハム、サラミ等オイリーで、高タンパクな素材ばかり・・・
そんな時は、キュウリや、レモンバーム、ミント、チャイブス等をたっぷりとはさみ、ブラックペパーをかけて食してみて下さい。
芳醇な香、爽やかなテースト、普段のサンドイッチとは一味違った新鮮な味をお楽しみ頂けます。
Japan Herb Science 石井智子