ハイドロゾルの活用と実際

JHSでは新鮮なハイドロゾルがハーブのシーズン中には多くを生産する事が出来ます。

まだまだハイドロゾルの成分についての資料が少なく正体も解らないものがあります。

ハイドロゾルは大きく3つに分けられると考えています。

1精油成分とほぼ似通った成分で構成されているもの

2精油成分とは全く違った成分で構成されているもの

3精油成分と共有する成分及び固有の成分によって構成されているもの

の3つです。

新鮮なハイドロゾルと時間経過したハイドロゾル

蒸留したてのハイドロゾルに共通して言える事は、青臭さが残り、本来の芳香は化学成分的香りがします。

しかし数日を経過すると落ち着いた夫々の芳香性に変化します。

使用するしないは別として、数年経過したハイドロゾルの芳香は時には精油に近づくと言った経験をしています。

ハイドロゾルはまさに神秘的な芳香植物の身体の一部と言えます。

ハイドロゾルの貯蔵

実際にJHSのレベルでは完璧な分離が出来ないため、常に蒸留水の水面は精油の薄い膜で覆われている事が頻繁に起こります。

しかしそれがハイドロゾルの劣化もしくは酸化、腐敗、変性を止めているようです。

非常に静かで一定温度で低温の中に貯蔵しています。

ハイドロゾルの実用

ハイドロゾルは飲用、ガーグル、ローション、洗浄の3つに使い分けています。

飲用では原液、又は希釈して用います。

 

原液での使用頻度は低いのですが、フラワーレメディーの様にして使用します。

これはドロップした時に染み渡る様なエネルギーを感じます。

特に早朝、ヨガを終えた後その日に必要とするエネルギーを持ったハーブを選びます。

効能よりもその植物の生態、生き様をイメージしてチョイスするのですが、不思議とそのイメージと合致したエネルギーが得られる様です。

メリッサのハイドロゾルは浄化のエネルギーとして強いパワーを感じます。

 

ガーグルでは目的、状態により、原液使用と希釈使用の使い分けをしています。

特に粘膜質のコントロールにハイドロゾルは最適です。

精油でもハーブティーでもない最高のセラピーが実践できます。

使用部位は様々ですが、咽頭、鼻腔、外耳、内耳、陰部等です。

咽頭の炎症にはLavandinの原液での使用が効果的です。

 

ローションでは顔は勿論頭皮から足の先迄全身に有効です。

蒸留と言う過程を経ているためハーブティーとは全く感覚も、感触も効果も異質のものです。

収斂作用に富むものから保湿に富むもの迄ハイドロゾルの媒体により得られる効果が違います。

日焼けしたボディーにはLavenderのハイドロゾルとChamomileのハイドロゾルが最適です。

洗浄では主に創傷の処置として使用しています。

特に栽培圃場での裂傷や刺し傷を負った場合に効果があります。

化膿を防ぎ痛みを止め、創傷治癒にも適応しています。

今迄に使用したハイドロゾルは、Blue Hyssop,White Yarrow,Lavandin,Chamomile,G.等です。

JHSでは毎年、過去にJHSの研究圃場で育てた事のないハーブ栽培に挑戦し、成育に成功したハーブを蒸留しています。

Japan Herb Science 石井智子

 

 

 

 

 

 

2012年6月1日Permalink