JHS The Herb Style Vol.5

-4.5° と+21.5°

日々寒くなる中、ある日の温度。
今年は今の所緩やかな温度です。

1日のうちでの温度差が、26度変化する中での生活はなかなかの面白さです。
私は9時に就寝して、大体早朝3時から4時の間には起きる毎日。
そんな生活のためか日の入りよりも、日の出が気になります。
面白いもので、毎日進む時期もあれば、しばらく同じ時間に日が登る時期もあるのですね。
今は、6:51が日の出、これが13日まで続くみたいです。
つまり今が一番日の出の遅い時期となっています。

そして14日からは日の出が一日一日と早まっていくようです。

私のようなローカルな生活をしていると、あまり普通の人は気にしないことも気になることがあるのです。
太陽の光は本当にありがたく、生物にスイッチを入れてくれる大切なもの。
私も、相棒のmaraもこれで一日が始まります。

さて、今年は緩やかなスタートを切っています。
去年の暮れはあまりにも忙しく、何か大切なことを置き去りにしてきたような気もしているのですが、まぁ過ぎ去ったことはいいとして、今年のスタイルを模索思案中です。

4ヶ月目を迎えた昨年九月に仕込んだ麦味噌

私はJHSを通して、「ライフスタイル丸ごと健康を生かすためのあれこれ」をご紹介しています。
糠漬け、白菜漬け、味噌作り、herbやスパイスの調味料作り、梅干し、ヨーグルト、ケフィア、薬用酒、herb料理、いろいろです。

発酵食物一つをとっても健康を助けてくれる多くのヒントが隠されています。
これらは一夜にして作り上げられる物ではありません。
そしてWSなどで体験したとて、やり方がわかるだけで、健康につなげるには程遠いものがあります。

どうやって作られるかを知ることは大切なことです。
知識としては価値があります。
でも健康維持を目的に発酵食物とお付き合いするには、それを生活の中に取り入れ、朝起きたら顔を洗って着替えるのと同じ、当たり前の流れとして維持、継続することが必要となってきます。

置かれた環境の中で、ミニマムでもやり続けることが大切です。

私のうちの糠床は軽く100年を超える床です。
借家、戸建、マンション、生活環境は目まぐるしく変わってきましたが、ずっと床も一緒に移り住んできました。
そして祖母の手、母の手、そして私の手、と手も変わってきましたが、床の中の菌は今も元気にしています。

季節が来ると自然に、そろそろあれしなくては、これしなくては、と時期を感じるような生活の流れになります。
「季節感」と言う言葉は飽和しているようですが、実際当たり前の生活の中で、文字通り季節を感ることができているのでしょうか?
イベントの中で感じるのではなく、当たり前に流れていく日常の中で。。。

そろそろ、外に置いてある白菜漬けの樽の中に手を入れるのが、冷たい!を通り越して、指先の感覚がなくなるほどの温度になってきました。
中の白菜はいい具合に酸を作り出し、中に入れたお供の、昆布、ゆず、そして唐辛子が一つになっていい味を出す頃です。

今シーズン2回樽に漬け込み、これは2回目の白菜漬け

発酵の味が芳醇に生きています。
自然が作り出す旨味はすごいですね。
あと少し、この冬の白菜ともお別れです。
また、今年の終わりに会いましょう♡

私はもちろんherbalistとして生活をしていますのでherbが主役となるのですが、それに纏わるものにも多くの興味を惹かれ、ホリスティックに健康維持に向き合うようにしています。

辛いとかではなく、唐辛子の奥深い香りとコク、そして旨味を堪能します

2023年は何故かスパイスと仲良くしようと思っています。
スパイスが体に及ぼす影響、恵みに私はすごい力を感じています。
既に種の準備も整っています。
「播種して育み 恵みを頂き 生かす」
これが私のプロセス。

今年もうまくいくといいのですが、どうなるでしょうね?

画像にある唐辛子たちは、昨年の仕込みです。
毎日、梅干しを食べるように、肴、ソース、和物、炒め物、煮込み、薬味で頂いています。
私は少なくとも都心よりは寒い地域で生活していますが、冷え症になったことはありません。
私の中ではこのスパイスが生きているように感じています。
寒さを感じた時は意識的にスパイスを多く使った料理を作って摂取しています。
そうするといつの間にか寒さを意識しなくて済むようになります。

スパイスと言うと辛いと言う連鎖があると思うのですが、そうではありません。
もちろん中には刺激的なものもありますが、香りで勝負するherbやスパイス、薬効的に効能を生かすherbやスパイス、色々です。

日本で育つスパイスには限りがあるように思います。
わたしは育てられるものは自分で育てます。
しかし何をしても育てること自体が不可能なスパイスについては、輸入物でもいいとしています。
herbに関してはそこは譲れず、99%自分で自給自足をしています。
1%は何?
それはroseです。

roseは育てることは可能です。
しかしやってみて思うのですが、日本のこの高い湿度の中では、病気は避けられず、薬を使う使わないは別として、とりあえず育ったとしても、roze自体が心地よく生き抜いたわけではないので、活性酸素にでも犯されるのでしょうか?
「香りや味に今ひとつ納得のいかないものしか得られない」と言う結果を得ました。
それ以来私は原産国で豊かに素直に生育したroseを使うことにしているのです。

植物にも色々と都合があり、こちらが努力さえすればなんとかなると言うものでもなさそうです。

話は逸れてしまいました。
herbalistでいるとどうしても植物のお話になると奥まってしまって。。。。

何をごちゃごちゃやっているのやらわかりませんが、結局今晩のメニューも発酵食物、そしてherbとスパイス攻めの料理に。。。

今宵は薬用酒、ビール、Jalapenoピクルス、チーズをAppetizerに、メインはherb mixで下ごしらえしたタラのソテー、干し椎茸の戻し汁で作った厚焼き卵、そのあとは炊き立てのお米に、本日混ぜた4ヶ月目の麦味噌を試しに、お豆腐とキノコとネギの味噌汁を作り白菜漬けをお供に頂いてみたいと思います。

たっぷりのherbで下ごしらえ、軽く粉を振ってソテーに

なんて事のない質素な夕食です。
でも多くの香りや、スパイスの刺激が私の体を温めてくれます。
食事は重要です。
そして自分のためにその時間を使いたいと思います。

明日は何作ろうかと考えても仕方がない。
冷蔵庫の中や外に眠る食材が勝手に決めてくれます。
きっと明日はとろろ芋のアラカルトになりそうな気配♡

お料理をすることは、活性化することに繋がります。
意識的に行い、それが健康につながれば一番ですね。

思いっきり寒さと一緒に生きているWood betony

それにしても私のherb styleはいつも食べ物についつい行ってしまって。
今年は少し別の角度からherbと戯れたいと思考しています。
また次の機会に、何かお話しできればと思います。

画像にあるWood betony 寒いのにたくましいですよね。
カラカラになるどころか艶やかに♡
皆様も寒さに当たっても健康に艶やかにお過ごしくださいませ。

2023年1月7日Permalink