2022 JHS Herb Times Vol.2

2022は少々遅めの芽吹きです

2022年、圃場の芽吹きは少々遅れ気味です。
35年にして自宅の最低気温が−5°を軽く越え−6°〜−7°を行ったり来たり、最高で1日だけ−8°を記録しました。
神奈川県より北に住んだことのない私にとっては、−8°の中で迎える朝は初体験となりました。
愛犬と共に庭に飛び出した私は、寒さというよりも空気の澄んだ感覚を楽しむような感じで気持ちの良い朝を迎えました。

人間の感覚は不思議です。
心とつながり、それが感覚に大きく影響するような気がします。
体感では空気や鳥の声ですでに春をたくさん感じ、春の訪れが今年は早いと判断しています。
でも昨年の同じ頃の芽吹きの様子を比べると逆に僅かに遅れています。
芽吹きという形と感覚は同じではないのかもしれません。
植物は感覚ではすでに春を感じ、形では用心しているかのようです。
確信を得れば、一気に芽吹くことでしょう。
用心して今は遅れている形を見せていますが、芽吹きが始まればそこからは一気に速度を早めて開花期へと進むのではないかと予測しています。

さて、節分がすぎいよいよ播種の時期を迎えました。
とは言えJHSでは唐辛子類を播種し温床で発芽を待つだけです。
お野菜にも手を出すとすれば、このタイミングでピーマンを加えます。
本来ならば、お野菜も育てたいのですが、鹿よけのスペースが狭いため、やはり今年はHerbに力を入れて優先していくしかなさそうです。
心の中では一株ずつでも植えてておきたいお野菜はたくさんあるのですがね。

健康維持から見れば自給自足は重要なポイントです。
それを考えると、Herbは重要だけど?やはりお野菜も少しでいいから定植しておいた方がいい?
ここが悩みどころなのです。
そんなわけで心揺れる毎日です☺️

唐辛子類は、今年も鷹の爪、大きい赤い唐辛子、黄色い唐辛子、ハラペーニョに絞って播種します。
青唐辛子は赤唐辛子の赤になる前に収穫します。

これで赤と黄色と青の3色の唐辛子が揃います。

本年は「タバスコを3色仕込むこと」をまずは意識して定植するつもりです。
他たくさん採れたものは全て冷凍で保存し、フレッシュとして1年で自家消費します。

私は平均1日7−8本の唐辛子を食しています。
これにより強壮効果も、末端・内臓の加温効果も得ており、唐辛子のお陰で体調が良い様な感じがします。

唐辛子の刺激ですが、少しずつ摂取していると年々刺激には慣れてきて、対応できるようになります。
辛いのが苦手な方は無理をせず、少量ずつ摂取することをお勧めします。
何も我慢大会ではないので、苦しんでまで摂取する必要は全くありません。
唐辛子の旨みや香りを楽しみながら徐々に食に取り入れて行かれますように♡

そうして辛味に強くなった私は、この唐辛子のパワーを体感しています。
夏期は摂取量が増えます。
そのやり方は邪道かもしれませんが、私流のやり方では、お醤油に唐辛子を漬け込み、白いご飯にそのお醤油を点々とかけて、刻み込んだ唐辛子も一緒に食します。
夏バテのときも食欲が落ちることがありません。

ところで、夏は私にとっての正念場、熱中症にかかって寝込んでいる場合ではないからです。

夏季はシーズン中最も頑張らなくてはならない日々に追われてしまいます。
炎天下での圃場の管理は想像以上に厳しく、集中しかつ要領を得て短時間で全ての作業を行わなくてはなりません。
そして夏季は1日も目が離せず、緊張する時期でもあります。
それは雑草と呼ばれているextra glassを含む植物が旺盛な時期だからです。
夏季の圃場はガーデニングやプランター栽培では遭遇しない状況があり、圃場は少なくとも私にとっては癒される空間とはなりません。

それでも秋には癒される空間となるように、夏場に課されるミッションとして、そこはクリアーしていくしかありません。

私は癒しを求めてハーブ栽培される方に、圃場栽培は簡単にお勧めはできません。
むしろお庭やベランダ、屋上など、限られたスペースやプランターの中での栽培をお勧めします。

ただ、私が圃場という形で栽培を続ける理由は?
小さな世界から得る以上の、「野生と共生する醍醐味」に絆されて、それが私の癒しとなるが故の結果なのです。
安易に真似をしないでくださいね。
辛さ90の癒し10の世界ですので。。。。。
これは究極の世界に求める、私の贅沢でしかありません。

話を戻しましょう!
この夏季に収穫を迎える唐辛子たちが、今年はどんな成長を見せてくれるのでしょうね?
やってみなければわからない興奮をすでに突きつけられている様なハッピー感で私は2月を迎えています。

一方で2月の読みは難しい限りです。
私は2月より温床を使って播種を始めます。
ですから発芽、成長、定植の観点から、いろいろと考えて行わなくてはなりません。

もちろん発芽させなくては事は始まりませんが?
その後の成長具合も考慮が必要となります。

発芽はしたもののそこで止まってしまって二葉で枯らしてしまったり、ぐいぐいと上へ上へと徒長させても株としてはいいものではありません。
そして、仮にしっかりとした株に育てられたとしても、今度は定植するとき、外の温度にうまく馴染ませて地に下ろせるか?どうか?
つまり受け入れ側の地温が整う時期にタイミングが合わせられるように持っていけるか?
関門は山積みです。

2月の播種は、温床を使っても実際には外気温はマイナス、そして20度には届かない時期です。
そんな中に播種するのですから、フライングからエンドまで蒔き続ける覚悟が必要です。
種がベストタイミングを自らを感じるまで、今年も種の判断に委ねるしかありません。

ここで大切なことは、私が最低限の環境を整えたあとは、種の納得を待ち、その納得の上にこの一年の成長を植物自身が目指してくれることを祈るしかないと言うのが私のやり方です。

初めから、植物が納得のうえスタートを切ってもらえることが、その植物のエンドを迎えるまでの成長及び実りの過程において、重要かつ手放しの自生に近づける鍵だと私は確信しています。

もちろん、時間もかかりますよ。
そしてこちらの覚悟と忍耐が問われることです。
私の中での植物との対話ってそう言うことなのですよね。

今年は6日以降、まずは、昨年自取りした何百もの唐辛子の種の中から、見つめて見つめ抜いて、行きたそうにしている子を選抜する作業を始めます。
そうして選ばれた子を丁寧に一粒ずつ、手作りの培養土に着地させ、じっと発芽の時期を待つ日々が続きます。

心の中では、頑張ってね!それしか言って上げられない送り出しです♡

発芽や定植そして収穫は本当にその植物とのご縁があるかないかだけです。
そんな気持ちの中に私の癒しは存在しています。

今年も多くの植物からメッセージを受け、学び、自分を正し、私も成長できればなと思う2月です。。。。

2022年2月5日Permalink