東北の震災に向けてアロマセラピストとして出来ること

JHSでは予てよりリゾート地でのハーブ、アロマ、ドッグのセラピーなど、「癒しのコラボレーション」を望んでいました。

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人々が現実から離れ、一時の解放を望む時間。
それは最も自然体で、究極の癒しと考えていました。
古くから転地療養と言うものがあったように、人は環境を変えるだけで心理的にも肉体的にもホリスティックにリセットする事が出来ます。
つかの間でも現実から離れ、複雑な脳の回路の中でストレッサーの回路を絶縁できると考えます。
痛みの回路と同じで、一度回路が出来あがるとその回路を消滅させるのはなかなか容易なことではありません。

一方で、リゾートで過ごす環境は、自然が豊かであったり、住居の空間やその香りであったり、満足させる豊かなデザインと自分にとって心安らぐディスプレーに囲まれたり、家族が誰にも邪魔されずお互いに向き合う共有の時など・・・多くのことを与えてくれます。

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私とその環境との出会いは、相模原にある農業レストラン「モナの丘」のログハウス建設から始まりました。
名古屋にある東名ハウスさんがそのログを建設されたのですが、ビルダーの方々のログハウスを建造する情熱と思いを目の当たりにしました。
「人が心地よく住む空間に妥協なし」と言った情熱に感動させられ、いつしか「癒しはこうした人々の情熱の上に存在する」と思うようになったのです。
その頃私はIFAの資格を手にしたばかりの時で、精油抽出に燃えていた時期でもありました。
しかしログが毎日漂わせる香りはまさにピネンの香りそのもので、精油に劣るものではありませんでした。

それからも、東名ハウスの西尾社長のご厚意で度々リゾート開発されている岐阜へ伺い、私とは縁のない豊かなリゾート地で多くの体験をさせて頂き今に至っています。
敷地内にハーブを植栽させて頂いたり、そこでオカムラサキと言うラヴェンダーに出会ったり、寒い積雪の中でのハーブの生き様など本当に色々と貴重な体験をさせてもらっています。

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今回もその流れの中で、東名ハウスさんが企画する「森から元気のおすそわけ・・・」と言う5月のイベントに参加させて頂きました。
このイベントは毎年、リーゾート内でゴールデンウィーク中に行われる恒例企画だそうですが、今回の収益は東北の震災へ向けてのチャリティーでした。
相変わらずビルダーの方の活躍で、丸太で作った椅子、シーソー、巣箱等が数多く即売されていたり、その時期に採れる山菜でランチが提供されていたりと本当に心温まる出店に私も暖かい物を感じさせて頂きました。

そうした癒される環境の中で、JHSはハーブのブレンドティーの無料配布、簡単なセミナーを行わせて頂きました。

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セミナーでは多くの皆様にご参加いただき、数種類のハーブティーの試飲、ハーブブソルトのワークショップ、レクチャーをとおして皆様とハーブとの接点を見出すことが出来たと感じています。
そしてご出席者及び主催者の西尾社長におかれましても、最後までご熱心に私の話に耳を傾け、ご質問も多く頂きましたことに心から感謝致しております。

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西尾社長をはじめビルダーの方、リゾート内の管理の方々が「和」の気持ちを持ってリゾートにいらっしゃる方々へのおもてなしをされている姿勢は、セラピストの立場から見ると、「業界を超えて癒しを提供している」と・・・感銘した次第です。

そしてこのチャリティーの為に、JHSのメンバーから共に岐阜まで同行して下さったインストラクターの方、協賛して下さったウエシマ珈琲OB会の方、とても私だけでは出来ない多くの事にご協力いただき・・・本当に人の輪は、「人の和」と感じました。
癒しを提供する事を本業としている私自身、もっともっと頑張らなくては!と心したゴールデンウィークでした。

Japan herb science 代表
Aloma therapist  石井智子

2011年10月5日Permalink