JHS The Herb Style Vol.1

皆さんこんにちわ
JHSの石井です。
これまでJHSというよりは私自身が生活の中で、どうやったらハーブを気軽に、そして豊かに活用できるか? 生活の中にハーブがあることが当たり前になる様なレシピーを探ってきました。
私は、いつからか?Herbの魅力に取り込まれてしまっているのですね。

ハーブはどの世界とも手を繋げる魅力を秘めています。
例えば、料理、美容、環境、園芸、造形。。。そしてセラピー。
幸いにもこれまで私のところには、天から降ってくるかのように、多くの業界の方々よりお誘いを受けて可能性を探ってきたのも実際です。
しかし私の中では、コラボやコンセプトに縛られて大掛かりに関わるのではなく、文字通りライフスタイルとして生まれてくるハーブの活用が、本来のハーブと私たちの自然な関わり合いだと思っています。

振り返れば20年、こうなってしまったから何かいい方法はないかしら?ハーブでなんとかできないかしら?と言った具合に生活の一シーンで生まれた必要性に迫られながら、私はそれをお題として拾い、実験や研究を繰り返しています。
これが私のHerb Style。

これからその結果をJHSとしてお伝えしていく中で、もし皆様が試され、何かの豊かさを感じていただけたら幸に思います。

さて一回めのJapan Herb Science がお届けするThe Herb Styleですが?

先日私はとうとうこの冬のダメージが表面化し、指先が思いっきりやられてしまいました。
どの市販のクリームを使ってもとても追いつかない感じで。。。
もちろん、ステロイドの軟膏という手もあるのですが?

そこで私の手元にある
Lavandinの精油 (0.5 – 3%)
Shea butter(5)
Macadamian nut oil (4)
蜜蝋 (1)
を熱してHerb medicineを作りました。

精油はその人の皮膚の強さによるのですが、メディスンとして作るならば私は3%前後で使用しています。
でもこれはあくまでも個人差を考慮して%を決める必要性がありますね。

次にShea butterですが、これをメインに考えてMacadamian nut oilを加えていきます。
私も初めてSheaを手に入れていた時は、Shea100%で使用していたのを思い出すのですが、一見、しっとりとなり、中も潤っているような?
でもShea100%で長く使用していると、かえって表皮の下はガサガサになり乾燥地帯のような皮膚になってしまったことを思い出すのです。
Shea butterをそのまま100%で使うことは私にはお勧めできません。
気をつけてくださいね。

Shea butterをどの程度Macadamian nut oilで希釈するかは?
好みによりますので、初めはSheaをMc.Oilで70-60%になるように薄めてみて、そこからご自身の感触で心地よいものを決められるといいと思います。
Sheaが多くても Mc. oilが多くても、どちらも皮膚への効果効能を持っていますので、私はあまり比率にこだわることもなく、テクスチャーで決めています。

最後に蜜蝋ですが、これは仕上がり(硬さ)にかなり影響する基材です。
ロウつまりワックスですので、どれだけ外からの乾燥や静電気、皮膚からの水分蒸発を防ぐか?の決め手と考えて扱っています。

あまりワックスが強く効きすぎても皮膚が呼吸しにくくなりますし、あまり弱すぎても水を弾かなくなります。

これも使用条件によりますね。
日中使用であれば、強力にプロテクトして、少々の水ぐらい弾くものがいいと思いますし、お仕事が終わって、寝る前にお手入れするのが条件であれば、それほど強いワックス効果は必要なく、ベットの中で静電気や乾燥にやられない程度のもので十分と判断しています。

手先の荒れは、指先までの血行の悪さと、静電気、水、ほこりなどが影響しているようです。
今現状で現れている皮膚の状態は、ターンオーバーと言う皮膚の周期からすると、6週間前に置かれていた皮膚のダメージが表面化しているものと受け止めています。

この2−3月に現れる指先の痛みは、今年の1月ごろのお手入れに深く結びついているのでしょう。
来年のこの時期に指先が綺麗であるためには、年明けから意識してお手入れに励みたいものですね。
「この時期毎年こうなんです」言わなくても済むようにしたいものです。

私は今年はふざけていたので、かなりやられてしまいました。
しかしなってしまったものは仕方がないので、保湿と血行を意識して、修復に親和性のある、LavenderやYarrowなどのHerbのお世話になってただいま修復中です。
予防は簡単ですが、治療的になってくると、お顔の手入れのように少々手間がかかります。
水補給(ローション)+ 栄養補給(クリーム)+保湿(バーム)

一言で、手が荒れると言っても、指先の修復が一番難しく感じます。
手の甲や手のひらは容易に改善されるのですが、指先はなかなかです。
しかし私は現状これらの努力で、指先も元通り綺麗になってきています。

尿素、ステロイドなどに頼らず、私はこの20年、ハーブの恵みをいただいてハンドケアをしています。
皆様も試してみてくださいね。

ただHerb Styleの基本は、現代医学を無視せず、無症状の時の予防にはHerbにお世話になり、症状が出ればドクターチェックを受け、回復時には再びHerbにお世話になる、と言ったHerbとの上手で、いいとこ取りのお付き合いで私は充実したHerb Styleを楽しんでいます。
化学的なドクターチェックと治療の受けられなかった伝承医学中心の時代を考えると、現代に生まれてきたことにも感謝しています。

私の家にはたくさんのステロイドチューブが使われないまま薬箱の中に何本も眠っています。
出番がないことを祈りつつ。。。。。







2022年3月10日Permalink