今JHS圃場ではBlue cornflower が満開の時期を迎えています!
まるで圃場が海のように波を思わせる状況です。
皆様にこの時期に圃場へいらして頂きたいと思いながらもなかなかタイミングが合わず。。
Blue cornflowerは喉や消化器そしてスキンケアにも潤いを与える保湿系ハーブです。
もちろん昔から目にも良いと伝承されています。
シアン色が視覚的にも良く、また目の粘膜質にも潤いを与えることから伝承されたものと思われます。
実験結果として。
この花だけを集めてとった蒸留水を点眼すると。
収斂性を感じ、視界がはっきりとします。
そして何よりも、こんなにまばたきが滑らかでスムーズなものなのだと思わせられます。
同じくこの蒸留水でスキンケアを行うと、緩やかな保湿感を感じ、ミックススキンまたはノーマルスキン、オイリースキンの方の乾燥時には非常に適したローションになります。
この花だけをアルコールにつけてチンキ剤を作っておけば?
喉の乾燥や、イガイガ、空咳で疲れた喉を癒すためのうがいに適します。
ハーブティでは多少でんぷん質を感じるとろみを持ち、特に強い風味が無いため他とのブレンドを邪魔しません。
何かまったり、ゆったりしたい時のハーブティー演出に一役買ってくれます。
またブレンド茶葉を見た目にも美しくしてくれるのが、このロイヤルブルーの色を放つBlue cornflowerなのです。
湯を注ぐとアントシアニン系のブルーからピンクの色を一瞬のぞかせてくれます。
食用では、ライスサラダ、サンドイッチ、サラダ、スウィーツなどに、花びらだけをエディブルフラワーとして楽しめます。
切り花としては、多くの蕾をつけ、水揚げと切り戻しを丁寧にしていけば、この蒸し暑くなるお天気の悪い梅雨を涼しげに目を楽しませてくれます。
ただし切り花でよく見る矢車草と薬用種のハーブとして使われるBlue cornflowerとは品種が違うようです。
あくまでもこのお話は薬用種のBlue cornflowerでオーガニック栽培したものを実験した結果です。
私には花屋さんの店頭で売られていたり園芸店で売られている矢車草に関しては全くわかりません。
お許しください。
JHSのBlue cornflowerはハーブを始めた当初、上記の伝承に興味が湧きそれを実験したくて、Englandよりオーガニック認証を複数とった種子を手に入れ栽培を始めました。
今では完全なJHS圃場の自生種となっています。
毎年同じものを目にし、同じ手入れと後片付けのミッションを与えられ、同じ活用をし、全てが繰り返されるのですが、それでも飽きることのないこのハーブはやはりこの奥深い目に鮮やかなロイヤルブルーに秘められた魅力なのかもしれませんね。
6月3日はビオ市です。
本当に少しですが限定数名様分だけホールの花束で持っていきます。
切り花でお持ちできるのは、今回のみです。
蒸留することはできなくても、他は全てお楽しみ頂けると思います。
皆様も実験してみてください!
もちろん蒸留水も持って行きます。
早いもので今シーズンのBlue cornflowerも終了です。
また来年まで