Herb cultivation training 2021/04- 22

今年の春期の播種は終了しました。
予定通り、順調に播種できたと思います。
毎年同じことをしているのですが、課題はたくさんあります。
今年は温床なしでの播種を行いました。
暖かかったからではありません。
昨年よりそう決めていました。
温度を人工的に上げて、発芽させることに違和感を数年前から感じていたからです。
温床の良さも私は十分に理解していますし、実際温床を使っての播種もこれまで何年も行ってきています。
しかし、タネを騙しているような気がして、結局発芽した後も、色々と現実に馴染ませるために苦労したり、手をさらに加えたりと、やはり騙す、誤魔化す、人間都合で無理強いしているような感じなのです。

もうすぐGWですね。
量販店の店先には多種多様な全品種の苗が並びます。
どれもすぐに定植可能なタイミングを備えた苗ばかりが出揃います。
本当に見事です。
しかし植物って私たち人間の都合にあった時期にそのタイミングの時を全品種が迎えるものなのでしょうか?
4月の10日前後が一番タイミングのいい植物がいたり、5月15日前後がベストとなる植物もいるはずです。
しかしそれらは無視され、GWにフォカスしてスタートを切らされているのでしょうね。
まぁ最近では人間の誕生でさえ、ドクターと相談して事前に決めてしまう時代ですので仕方のないことかもしれません。

今年のJHSの苗は、今年の気温、湿度、風など、植物たちが自ら決めたタイミングで、双葉を出し苗となって育っているものです。
自己責任で強く生き抜いてくれることと私は信じて見守っています。

毎年の課題の中でいつも考えさせられるのが、種を置く土です。
本当に多くの土をあーでもないこーでもないと試してきました。
今年の播種で気づく点があり、きっとこれが答えなのかもと言う手応えを感じる春でもありました。
そのヒントを与えてくれたのは圃場に無数に近く生存する多年草の種たちでした。
このヒントをもとに、すでにもう来シーズンの課題に私は取り組んでいます。
来シーズンみなさまにお伝えすることができるよう精進したいと思います。

さて今月4月のWSはメンバーの出席届により、22日がラストとなります。
5月以降の予定はまた皆様の出席届により決定したいと思っています。
もちろん私は休むことなく圃場でherbと向き合う日々でGWは終わることと思います。
皆様はどうかご自身のherbと向き合って多くの気付き、発見、感動がありますよう期待していますね。

4月22日(木)
Time:10:00 – 14:00 
Place:JHS 研究圃場 
Expense:¥10,000
Baggage:サイト内 Work Shopよりpulldownで
     herb workshop→「Field workshopでの持ち物」を参照
Lunch:各自持参

本日圃場の周囲の環境整備は全て終えました。
従って22日は皆様とご一緒にゆっくりとherbたちと向き合えそうです。
Lavender,Mint,Lemongrass, などの開花準備や、今シーズン初の収穫など時間の許す限り心地よい圃場に身を置きたいと思います。
よろしくお願い申し上げます。

お気をつけていらしてくださいね。
楽しみにお待ちいたしております♡

2021年4月21日Permalink