Lavandin Grosso

発酵蒸留

四体液説において発酵蒸留は「温と湿」の性質を強めると言われています。
胆汁質に分類されるLavernderは粘液質を調整するherbとして用いられることが多いです。
つまり温と乾の気質を持つLavernderは冷と湿を調整することになります。
また、本来Lavenderがもつ温の気質を発酵蒸留では強めるため、特に憂鬱質の人に対しては温目的には最適と言えます。

発酵蒸留では通常の蒸留に比べて、丸味のある香り、初めから成熟感のある香りに仕上がることが多いです。
また植物細胞が発酵過程によって壊れて成分が抽出しやすくなるも実際です。
実験では精油もわずかですが収率が増えます。
一番言える事は短時間で精油を一気に抽出出来る点にあります。
Lavenderの他には、Lemonbalm、Rosemary、Nettle、などがこの蒸留法に適していいます。

注意点は、発酵のさせ方です。
当然腐敗に転じさせてはいけませんし、発酵を何処で止めるか?
発酵させ過ぎては、主要成分(この場合のLavenderにおいては酢酸リナリルやリナロールなど)を破壊したり、弱めたりします。
その鍵となるのが嗅覚です。
繊細な嗅分けが必要で、ピンポイントで「今!」と言うタイミングを捉えるのが、最上の蒸留水を得るコツとなります。
その為には無限に蒸留し続けることにあります。

蒸留と一口に言っても「難しく奥深い世界」だと感じています。



2026年6月21日Permalink